調査計画の概要
調査テーマ
「都留に暮らし、キャンパスライフを送るということ」
＊ 山梨県都留市の地域社会の特性について基礎的理解を深め、住民の暮らしと生活環境について実証的に考察する。
＊ 都留文科大学の学生（「文大生」）の学生生活について基礎的データを収集し、その特性を理解する。
調査班とその活動
【社会調査・地域調査 A】
地域概況班 （3名）
都留市の地形、土地利用、人口、産業、学校、文化・運動施設に関する基礎的データ。都留市・道志村合併協議会の活動・協議経緯について。
歴史班 （6名）
江戸期から昭和期までの都留の歴史、および八朔祭りの歴史について。八朔祭り取材、郷土史研究家へのインタビュー調査など。
交通班 （4名）
都留の交通事情について。新駅開業前後での富士急行線乗降客数比較調査など。
教育・福祉班 （8名）
都留市内の小学校で実施されている「総合的な学習の時間」について、谷村第二小学校・東桂小学校調査その他。市福祉事務所での聴き取り調査、および学内調査票調査「少子化・晩婚化に関する文大生の意識調査」。
「自然と観光」班 （6名）
都留の自然環境資源と動植物（熊出没、「谷村虫」など）について。防災無線「防災都留」関係者への聞き取り調査、「宝の山ふれあいセンター」職員へのインタビュー調査など。
「まち並み・水」班 （7名）
地域住民の、都留に対するイメージ、街並みの変化に対する意識。水資源とその利用。「水掛菜栽培農家と歩く都留の湧き水探検」調査など。
【社会調査・地域調査 B】
地域概況班 （5名）
都留市の人口、道路・交通事情、土地利用、ゴミ処理事情、水道資源、市民活動・NPO法人・ボランティア団体の活動、「都留市男女共同参画基本条例」と男女共同参画行政について。
歴史班 （8名）
戦国期から昭和期までの都留の歴史（小山田氏と秋元氏、江戸期の産業と農民の暮らし、「お茶壷道中」、明治の大合併など）について。郷土史研究家へのインタビュー調査など。
産業班 （4名）
都留の伝統産業（「甲斐絹」機業）、産業変化、農業事情（稲作・畑作・養蚕）、アルバイト事情について。「美富士農業協同組合」職員へのインタビュー調査など。
「自然と観光」班 （4名）
都留の自然環境資源（山、河川、滝、動植物）、自然観光施設、観光振興行政について。市内山歩き、鹿留渓流でのフィールド観察、「FISH ON ! 鹿留」関係者へのインタビュー調査、市役所観光産業課での聞き取り調査など。
「祭りと伝統行事」班 （5名）
「八朔祭り」および「お天王様」について。八朔祭り取材、谷村囃子関係者へのインタビュー調査など。
「人・夢・こども」班 （6名）
地域住民・市内中学生・文大生の、都留の街に対するイメージ・地域アイデンティティについて、都留第二中学校調査など。
八朔祭り大名行列取材班 （2名）
八朔祭り大名行列への参加出演、参与観察調査。
生出神社調査特別班 （6名）
生出神社、および、その八朔祭りとの関連について。歴史文献資料による調査、および神社関係者への聞き取り調査。
調査計画
前期 （4〜9月）
学生サイトの各班「調査計画書」 （7月作成版）へ
後期 （10〜3月）
都留文科大学の学生を対象に、以下の要領で学内アンケート調査「文大生の学生生活と意識に関する調査」を実施いたします。
【調査の目的】
社会学的関心により、文大生の学生生活の実情を把握し、学生生活と地域社会とのつながりのあり方について考察する。
【調査項目】
自宅通学と下宿の割合、下宿事情、通学時間、睡眠時間、テレビ視聴時間、携帯電話利用額、部活等への所属状況、大学生活での重視項目、友人関係、就職希望、アルバイト体験、アルバイトの月収と労働時間、ジェンダー観、結婚観、社会観、価値意識、地域基本情報・地域行事などへの認知度、地域交流体験の有無、地域イメージ、基本属性（出身地・性別・学年・所属学科）など。
【調査方法】
* 調査対象：都留文科大学の全学科・全学年学生
* サンプリング方法：「層化抽出法」に準じて、全講義科目のなかから22科目を抽出し、それらの科目履修者（調査実施日当日の出席者）全員を調査対象者とする。
* 実施方法：「集合調査法」にもとづき、該当授業の終了後に出席者全員に対して調査票を配布。その場で記入してもらい回収する。
* 実施期間： 2004年12月9日（木）〜12月17日（金）
【調査結果の活用】
* 集計データの利用は本調査の集計・分析に限定します（他の用途に濫用しないことをお約束します）。
* 調査結果を調査報告書にて公表します。
* 調査結果の概略については本ホームページでも公開する予定です。
【プライバシー保護】
* 回答者個人を特定できないかたちで設問を設計しました（氏名・連絡先などの個人情報に関する質問はありません）。
* 回収作業においても回答者が特定されることはありません。
* 回答はすべて数値データに置き換え、統計的に集計・分析します。
* 回収票原本および集計データは授業担当者の責任において厳重管理します。
【その他】
* 記入要領や調査実施に関するお問合せには、担当教員が電話とEメールにて対応させていただきます。
お忙しいところたいへん恐縮ですが、この調査の趣旨と意義をご理解くださり、ぜひともご協力をいただきたくお願い申し上げます。